こんにちは。マッキー磯田です。
格安の中古車っていいですよねえ。
かくいう筆者も大好きで、中古車買う時はほとんど格安のやつをねらいます。
その分、多少のリスクもありますが、なかなかいいもんですよ。
では、格安の中古車を買う際の注意点をいってみましょう。
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格安の中古車の定義
さて、今回は格安の中古車を買う時の注意点を記していきます。
ここでのチェックは格安ってこと。
中古車でもいろいろあって、格安のものもあれば、通常通りの金額のものもあり、高額のものもあります。
そうですね、格安の定義もいろいろあると思いますが、ここでは、車両本体で20万から30万以下のものを格安と呼ぶことにしましょう。
車両本体の値段ですから、乗り出し価格では40万円から50万円位です。
そこら辺をお間違いなく。
ちなみに下記に書いていくのは、全て格安で低年式の中古車を対象にしているので、通常の価格の中古車や高年式の高額な中古車だったら、そんなに修理箇所などは出てこないです。
ご安心を。
格安の中古車の共通点とは、走行距離が10万キロ超えなのか?
まず格安の中古車の共通点と言えば、走行距離数よりも、年式が古いってことでしょう。
中古車の場合、10万キロをひとつの目安にして、それ以上だと走っている、以下だとそんなに乗っていないという判断材料になります。
しかし、格安の中古車だから走行距離が10万キロこえているのかというとそんなこともなく、共通して言えるのはまず低年式だってことです。
最新式の車で格安ってのは有りえません。
新車で数百万円の車を、格安2〜30万で売るってことはまずないです。
なので、当然格安の車は最低でも10年落ち、普通に10年以上落ちの車が多いです。
年式が古いってことは、経年劣化があるってことです。
次ではここら辺りを詳しく見ていきましょう。
低年式の古い中古車は修理箇所が出てくる
車ってのは金属の塊のイメージがありますが、結構いろんな所にゴム系のものが使われています。
パッキンだったり、ブーツだったり、稼働部分のみならず、いたる所にゴム系のものが入り込んでいます。
当然年式が古くなるとこれらのゴム系も劣化してきます。
オイル系のパッキンだとオイル漏れがおきたり、ホース系だとそれなりの不具合が出たりします。
エンジンを固定しているマウントとかが劣化してくると、アイドリングでガタガタと振動が大きくなります。
まあ、ゴム系なので変えれば済むのですが、自分で変えることはできないので、修理代がかかるわけです。
特にエンジンマウントとか大掛かりな修理だと費用もかかります。
車種によって、ある程度定番の修理箇所があるので、一通り直してしまえば、その部分に関しては新品ですから、また十万キロ目指していけますね。
しかし、中古車だと前のオーナーがどこを直したのかはわからないので、ここら辺が賭けになってくるわけです(定期点検整備記録簿があるとわかりやすいですが。
結構、私自身も古い車が好きなので、以外と低年式の車を買うのですが(安いのが一番の理由)、国産だとそんなには壊れないですね。
まあ、年式の古いのでも走行距離にはこだわって、比較的走ってないやつを選ぶことが多いのがいいのでしょう。
また、エンジン本体に関しては、国産でも輸入車でも壊れるって話はあまり聞かないでしょう。
エンジン本体よりも、その周辺の部品が壊れることが多いと言われています。
特に多いのが電装系のトラブルですかね。
まあ、各家庭にある電気製品だって、10年使えばそろそろ寿命かなーなんて話は出ると思います。
中古車で10年以上たてば、あの暑い、寒い、振動絶えずの中での電気系ですから、壊れるのも当然と言えば当然です。
格安の中古車は電装系がチェックポイント
電装系の代表格、パワーウインドウのトラブルはまずあると思っていいのではないかと。
窓が開かない、開けたら閉まらない、スイッチが作動しないなど、パワーウインドウは結構頻繁に使うものなので、トラブルも多いですね。
しかも窓なだけに、閉まったまま動かないならまだしも、開けたまま閉まらないってのが一番きついですよね。
雨でも降ってきた日には悲惨な目に合います。
ここでコツをひとつ。
数々のパワーウインドウのトラブルに見舞われた筆者のアドバイスですが、窓が開いたまま閉まらなくてもあせってはいけません。
窓を両手ではさんで、スイッチを入れたと同時に引っ張り上げると、意外と上まで引けちゃいます。
きっちり閉まるまでは無理でも、かなり上まで上がるので、そこからはドアバイザーがあればなんとかなるかと。
ドアバイザーがない車種なら、隙間に何かを挟むとか。
それで修理屋さんまで乗り切ってください。
中古車好きは、自己診断装置も知っておこう
バッテリーは消耗品と割り切って、中古車を購入したら、新品に変えるのを検討しましょう。
特に冬場のいきなりのバッテリー上がりは大変です。
前のオーナーが知っている人で、いつ変えたかわかるのなら何とかなりますが、そうでなければ新品に変えた方が無難です。
また今の車は昔と違って、完全にコンピューターでコントロールしていますよね。
全ての各所にセンサーが付いていて、不具合があればECU(エレクトロニックコントロールユニット)がそれらを判断して、メーターに表示して運転者に知らせるようになっています。
修理屋さんもテスターとか自己診断装置みたいのを持っているので、それを車に繋げると不具合箇所が絞れてわかりやすくなっているんですね。
昔は車の不具合の症状を聞いて、整備士が推測しながら修理してったものですが、今やそこら辺もコンピューターの時代です。
ちなみに、この自己診断装置は結構安価なものも出てるので、興味のある方は1台買っておくとよろしいかと思います。
運転席側の下の方に、接続できるコンセントみたいなのがあるので(OBD2とも呼ぶ)、そこに差し込んで使います。
ネットで検索したり、YouTubeで検索すると結構いろんなのが出てきますよ。
それらを参考にして、自分で不具合箇所を見つけるのも面白いもんです。(男の趣味だねー)
そういったセンサーとかいろんなコンピューター系でコントロールしてますから、ここら辺もチェックポイントの一つでしょう。
メインのECUだと結構高くつきそうですが、まあパワーウインドウに比べれば、そんなに頻繁に故障することはないと思います。
格安の中古車の機械系の修理もちょこちょこ
あとは、エンジン内にタイミングベルトを使っている車種は、おおよそ10万キロで交換の時期がきます。
これを交換するにはエンジンを開けないとなので、工賃が結構かかるんですね。
開けたついでにもウオーターポンプも交換したりするので、10万円位はみておかないと。
あとは、輸入車に多いのがATのトラブル。
ATとはオートマティックトランスミッションのこと。
簡単にいうとオートマのことです。
オートマとは反対にマニュアル車ってのもあると思います。こちらはギアをクラッチを切って、自分の手で変えていくアレです。
さて、国産でATが壊れるってのはあまり聞かないと思いますが、輸入車のメルセデスなんかだと、ATは消耗品扱いだそうです。
だいたい10万キロ以内で交換しろって感じでしょうか。
まあ、ATの内部構造を見るとめちゃくちゃ複雑ですから、これが10万キロもつのが大したもんだと思うでしょう。
基本構造としては、クラッチの役割をするトルクコンバーター、ギアを適正なものにするプラネタリーギア式副変速機、それらのオイルをコントロールする油圧制御機構の3つが大事になってきます。
トルクコンバーターの中にあるフィン(羽)を回して、オイルの力を借りて、エンジンの動力を駆動系に伝えていくわけです。
人間だと感覚でできることを機械仕掛けでやるわけですから、高度な仕組みが必要になってきます。
そう考えると、壊れにくいATシステムを作る日本車ってのは、かなり優秀なんですね。
すごいもんです。
格安の中古車の修理時期がどこでくるのかがポイント
ざっと見ていくとそんなところでしょうか。
他にも輸入車だとショックアブソーバーとかもチェックポイントのようです。
まあ、細かいところを入れるとキリがないので、ここら辺にしておきましょう。
問題はこの直しの時期が、自分が所有しているタイミングでくるかどうかが、格安の中古車の面白いところでしょう。
頻繁に乗り換える人は、ちょうど直しのタイミングが来ないで次にいける場合もあるし、その逆にスバリ修理する時期に当たっちゃうこともあるでしょう。
まあ、あんまり頻繁に修理時期がくると、車を売っちゃうってことになるんですけどねえ。
ちなみに、中古車はオーナーが変わると壊れることが多いそうです。
乗り方とか運転のクセとか、乗っている環境が変わるからだそうです。
理想は毎日運転ですかね。
やはり動きものは、毎日動かした方がいいような気がします。
以前に、毎日乗っていると全然調子良かったくるまが、2、3週間置きに走る環境に変わったら、いろんな所に修理箇所が出てきましたもの。
毎日が無理でも週に2、3回は動かしてやった方がよろしいかと。
やはりエンジンものはマメに動かさないといけませんなあ。
格安の中古車を買う時の注意点をまとめ
格安の中古車を買う時の注意点は修理箇所がいくつか出るでしょうと。
電装系の、特にパワーウインドウ系の修理は多いでしょうと。
エンジン本体というよりもその周辺の交換とかが出るでしょうと。
週に2、3回、できれば毎日乗ってやった方が、車にはいいでしょうと。
そんな感じです。
有意義な中古車カーライフを楽しんでください。